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中井 洸我

2023

開拓コース

中井 洸我

mRNAワクチンの技術とAIの応用による新予防薬の開発

医療, ロボット・AI

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子育ては、子どもへの理解不足と両親の育児支援不足という課題がある。特に、子育ては神話や 知恵袋の要素が根強く残っているほど、子どもの発達への理解は人類として不足している。

これらの知見不足は、人類・子供の正常な発達に悪影響を与えている例も少なくない。また、核家族化や共働き、育児休暇など、子育てのあり方自体が新しいものが求められている現状である。

この社会状況の急激な変化に対応できる3歳までの子どもを育てる両親を対象として、幼児のデータとAIによる子育てプラットフォーム事業を目指す。

仲尾 祐輝

2024

開拓コース

仲尾 祐輝

慢性腎臓病(CKD)創薬を加速させるヒト患者由来腎オルガノイド創薬プラットフォーム

医療

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慢性腎臓病(CKD)創薬が困難な理由として、有用な病態モデルがないことが指摘されている。創薬の現場では、治験を行う前にマウスを用いて候補薬評価を行うが、マウスで良い評価が得られた場合でもヒトでの治験で失敗するケースは多く存在する。これは病態モデルとしてのマウスと、個人差の大きいヒトの間にギャップが存在するためである。そこで創薬を加速させるために、独自の病態モデルとしてヒト患者由来腎オルガノイドの開発を進めている。

株式会社MOLFEX

2024

躍進コース

株式会社MOLFEX

分子設計支援ソフト「MOLFEXTM」にかかる研究開発

ナノテク・材料

​採択者一覧

これまでの材料開発では、多くの候補材料について実験または計算機シミュレーションよるスクリーニング(第一のアプローチ)を行ったり、大量のデータを用いたマテリアルズインフォマティックス(MI)を活用して候補材料を見出したり(第二のアプローチ)ということが行われてきたが、これら2つのアプローチでは、多くの費用・人員などの開発資源が必要で、開発に要する時間もかかるという問題があった。

これまでにない第三のアプローチとして当社の基盤技術を用いて従来の新規機能性材料開発の問題点を解決し、理論に立脚した材料開発を可能とし、社会変革を実現する。

津田 明彦

2023

躍進コース

津田 明彦

光オン・デマンド合成法による化学品合成と連続生産システム開発

ナノテク・材料

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ホスゲンは極めて有用なC1原料であるが、高い毒性を持つ気体のため、厳重な安全設備および管理体制を備えた事業所および事業者のみがそれを用いる化学品生産を行うことができる。一酸化炭素と塩素ガスを原料とする現行方法は、ニーズが高い化学品の大規模生産に適しており、小規模多品種の生産には適していない。本事業では、当グループが開発した「光オン・デマンド有機合成法」をコア化学・技術として、メタンやCO2から生産されるクロロカーボンを原料として、小規模多品種のオリジナルホスゲン化生成物の受託生産・共同生産・販売・開発を行うための事業基盤を構築する。

水野 竣介

2023

開拓コース

水野 竣介

冷熱蓄電 × IoT による冷凍倉庫の仮想発電所(VPP)化について

エネルギー

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天候によって発電量が変動する再生可能エネルギー(太陽光や風力)の増加により、電力需給が不安定になっている。

また、食品加工業者などが持つ業務用の冷凍倉庫は特に電力消費が大きく、近年の電力価格の高騰により、事業者の経営を圧迫している。

これら2つの課題を解決するために、冷凍倉庫を対象として、冷凍機の出力を最適に制御する冷熱蓄熱システムの技術を事業化することで、電気料金の削減や収益化を目指す。

川端 瞭英

2024

開拓コース

川端 瞭英

生体データを踏まえた、スマートな食事アドバイスを可能にするAI開発 (個人の遺伝子検査等のバイオデータを生活周辺サービスに連携し個人のQOLを向上させる、RAGを活用したAIシステム構築)

ライフサイエンス

​採択者一覧

近年取得できるパーソナルなバイオデータや、そこから説明できる情報が増加しつつある。これらの情報は変数が多く、直接理解することは困難であるため、消費者が日常生活に活用するためには、解析・提供コストの問題から、変数を選択し、アドバイスの抽象度を上げざるを得ないという課題がある。この課題を解決するためにRAGシステムを活用し、食事領域において、ユーザーの年齢・体質・遺伝等のバイオデータのみならず、好みや利用可能な食材等も踏まえたデータを元に真にパーソナライズされた食事アドバイス出力を行う技術の事業化を目指す。

株式会社Walkable Future

2024

躍進コース

株式会社Walkable Future

新しいアプローチによる血管新生治療薬の開発

医療

​採択者一覧

下肢閉塞性動脈疾患は、動脈硬化により血管が狭くなり、足先の血流が悪化する病気です。重症化すると足先が壊死し、切断が必要になることもあります。幹細胞移植等の治療がありますが、切断回避率は期待通りではありません。この課題を解決することで、重症下肢虚血による症状で足が切断される方々がいない世界を実現します。

藤重 雅嗣

2023

躍進コース

藤重 雅嗣

極超低圧CNF/PA複合RO膜を用いたPOU浄水器の実証検証

ナノテク・材料

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水問題が多発し、浄水器市場が世界中で拡大している。ベトナムなどで利用されている家庭用逆浸透(RO)膜浄水器について、①電気を消費していた、②貯水するために時間を必要としてた、③設置のスペースが必要であった、かかる課題をクリアする、RO膜浄水器の市場投入を行いたい。

RO膜浄水器は約0.6MPaの圧力を必要とするが、信州大学は水道水圧0.2MPaで動作するポンプレス(無電源)の極超低圧RO膜を開発した。

大学工場で開発・作製する、これまでにない高性能なCNF/PA-RO膜モジュールによる試作浄水器を評価することで、対象地域でのビジネスの蓋然性を高めることを目的とする。

山田 翔平

2023

開拓コース

山田 翔平

過硝酸殺菌技術を用いた感染創傷治療デバイス開発

医療

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糖尿病の代表的な合併症の一つである、足にできる治りにくい傷 「糖尿病性足潰瘍」は、世界で年間の発生数が約2000万人ともいわれる多数の患者が苦しむ病気である。

この病気の問題点は、多くの場合、傷の表面に細菌感染が持続的に起こっており(約40%)、この感染が悪化すると、足の切断につながってしまうことである(感染した傷の約20%)。

現行治療では、傷の感染に対する治療と、傷自体の治癒促進を両立した治療方法がない。

この課題を解決するために、新しい殺菌技術である過硝酸殺菌を応用し、感染した糖尿病性足潰瘍の患者さんを対象として、感染治療と傷の治癒促進を両立するという技術の事業化を目指す。

五十嵐 俊治

2024

開拓コース

五十嵐 俊治

居住者に主体的に関与する “対話型スマートホームAI” の開発

ロボット・AI

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昨今、対話型AIロボットやエージェントの開発が進み市場に登場しています。

短い会話実験を行って、十分な対話が行われたとする研究論文は多いですが、実際に世帯に長期間導入してみると、最初の数日だけ多く使用され、その後次第に使われなくなっていくことが明らかになっています。私たちは、世帯内で「今どういう状態なのか」を認識できず、ユーザーと「状況に即した会話」を行えないという課題を解決し、対話内容の “適時性” と “居住空間への物理メリット” をもたらすスマートホームAIの事業化を目指します。

Neko Pharma株式会社

2023

躍進コース

Neko Pharma株式会社

次世代抗体医薬品の製造開発を大幅に簡易化する革新的新規技術の事業化

医療

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次世代抗体医薬品の製造開発における課題として、タンパク質エンジニアリング技法が非常に複雑で高度なことと、生産性が低いことが問題となっている。

当社はこの課題を解決するために、抗体より物性に優れた独自の技術、KazanbodyTMを開発した。この技術は、タンパク質エンジニアリングを大幅に簡素化し、次世代抗体医薬品の生産性を向上させることができる。

当社が大手製薬会社向けに当該基盤技術を提供することで、より多くの患者が、有効性に優れた次世代抗体医薬品で治療を受ける機会が増えるように、精一杯事業に取り組む所存である。

株式会社Space Weather Company

2024

躍進コース

株式会社Space Weather Company

宇宙天気AI予報技術の事業化促進に向けた研究開発・実証開発

情報通信

​採択者一覧

宇宙天気AI予報技術を活用し、地球近傍の宇宙環境変化による人工衛星やデブリの軌道変化などを高精度に予測し、人工衛星運用者のデブリ衝突回避業務を効率化する。また、京都大学が保有する地球高層大気のレーダー観測技術を応用し、世界最高精度の高度550km、10cm未満の大きさのデブリ観測レーダーを開発し、国内外の宇宙関連企業及び官公庁向けに、軌道分析ソリューションとデータ販売の実現を目指す。

株式会社Walkable Future

2023

躍進コース

株式会社Walkable Future

新しいアプローチによる血管新生治療薬の開発

医療

​採択者一覧

下肢閉塞性動脈疾患は、動脈硬化により血管が狭くなり、足先の血流が悪化する病気です。

重症化すると足先が壊死し、切断が必要になることもあります。幹細胞移植等の治療がありますが、切断回避率は期待通りではありません。

この課題を解決することで、重症下肢虚血による症状で足が切断される方々がいない世界を実現します。

牧 駿

2023

開拓コース

牧 駿

力触覚を有する次世代汎用ロボットと食品製造業の改革

ロボット・AI

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現在日本だけではなく、世界中で高齢化の進行が顕著になり始め、労働人口の減少が大きな課題として注目されるようになってきた。

これにはロボットによる労働力の補填が大きな対抗策となるが、現状のロボット技術では再現できない人の手による作業や「技」が数多く存在すること、ロボットを導入するほどのコストをかけられない商品や作業空間的に大きなものを導入できないなどの課題が存在する。

特に日本を支える食品業界はこれらの課題により長らく人手不足に悩まされている。

これに対して私たちはロボットとシンクロする手袋を履くだけで、「誰でも5分で作業を思い通りに教えられる汎用型ロボット」を研究開発しており、事業化を目指している。

株式会社コクリエ

2023

躍進コース

株式会社コクリエ

コンセプトベースで識別するAIを活用したインフラ構造物点検

ロボット・AI

​採択者一覧

AIの判断指標(“コンセプト”)が学習フェーズにおいて自動抽出され、見える化することができるコンセプトベースで識別するAI技術を活用し、橋やトンネルなどのインフラ構造物の維持管理に関する専門的な知見を持たない人でも点検業務に携わることを可能にするシステムを開発する。インフラ構造物の点検は、損傷の状態だけではなく架設年次、気候条件、交通量など様々な要因から複合的に判断するものであり専門技能者でさえも判断基準の言語化が難しい分野であるため、本技術の判断指標(“コンセプト”)の見える化への期待が大きい。本技術の社会実装により、公共インフラの老朽化が益々深刻化していく中で、専門技能者不足、維持管理のコスト削減の解決につながる。

株式会社SMILE CURVE

2023

躍進コース

株式会社SMILE CURVE

思春期側弯症の早期発見に向けた検査システムの構築・国際展開

医療

​採択者一覧

側弯症は、脊椎が3次元的にねじれ、重症化すれば呼吸器障害や疼痛などの症状を引き起こします。思春期に特発するとされ、国内では13~14歳女児の約2.5%が発生すると報告されております。一方で、思春期に早期発見し装具を施せば、重症化を抑制し、手術治療を回避できる可能性があります。そのため、日本では、学校健診で側弯症検診が義務化され、国際的にも米国や中国を含む19ヶ国で側弯症検診が実施されています。

しかしながら、検診で一般的に用いられている視触診は主観的かつ早期発見が難しく、見逃し・見落としが発生し、国内においては地域間の格差が課題となっていました。

そこで、我々は思春期児童に特発する側弯症の早期発見を可能とする検査機器・システムを構築し、日本発のソリューションを国内外へ展開することを目指します。

衣笠 竜太

2023

開拓コース

衣笠 竜太

筋力トレ効果を増幅し、実感できる次世代筋電システムの研究開発

ライフサイエンス

​採択者一覧

筋肉の量よりも質が死亡リスクや健康寿命と密接に関係!

• 筋肉の質を高めるにどんな筋トレが効果的なのかは不明

• 次世代筋電システムは筋トレ効果を定量と増強できるが、既製品の半額以下

川本 亮

2023

開拓コース

川本 亮

金属有機構造体等の新素材を用いて大気中の水を回収する技術についての検証

ナノテク・材料

​採択者一覧

世界中で水不足が深刻化している。

アフリカでは4億人が飲料水へのアクセスを持たないとされ、最近では米国カリフォルニア州など先進国でも地下水の枯渇が問題となっている。

このような背景から水資源の確保は喫緊の課題であるが我々は現在、河川や湖沼、地下水など地球上に存在する水資源の0.01%しか利用できておらず、大気中にはそれと同等量の水が水蒸気等として存在するとされる。

本提案ではこの未利用かつ膨大な水資源を利用可能なものにすることを目指し、金属有機構造体(MOF)をはじめとする多孔質物質を用いて水蒸気を吸着、液体の水として抽出する技術の事業化を目指す。

藤野 沙季

2024

開拓コース

藤野 沙季

太陽活動データ統合システムの研究開発について

情報通信

​採択者一覧

オーロラという自然現象は、研究者レベルで予測情報を入手することは可能であるものの、民間での活用はされておらず、オーロラ発生の根拠がないまま旅行商品が開発されている。

また、オーロラには明るさのレベルが1~5まであり、レベル3以上でないと肉眼での確認は難しいがレベル3以上が確認できる日数は年間の1/3程度(2019年の数値検証)。予測できない、見れないことによる個人の体験価値の損失と、業界全体の機会損失という課題がある。この課題解決のため、民間企業(観光関連会社、保険会社など)を対象として、太陽活動を画像データ解析、機械学習を使った統計予測を行い複数の太陽活動データを統合したシステム開発技術の事業化を目指す。

株式会社WAKU

2024

躍進コース

株式会社WAKU

植物のCO2固定機能を向上させる資源循環型有機肥料の開発

環境

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農業分野における脱炭素に加え、世界の食糧増産に資するために、植物の生長全般の制御因子として不可欠な存在であり作物の収量増ならびに品質向上に寄与することが科学的に証明されている「機能成分X」を含有する有機肥料を世界中に存在する未利用資源を原料として製造する技術を開発する

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