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2024
躍進コース
株式会社MOLFEX
分子設計支援ソフト「MOLFEXTM」にかかる研究開発
ナノテク・材料
採択者一覧
これまでの材料開発では、多くの候補材料について実験または計算機シミュレーションよるスクリーニング(第一のアプローチ)を行ったり、大量のデータを用いたマテリアルズインフォマティックス(MI)を活用して候補材料を見出したり(第二のアプローチ)ということが行われてきたが、これら2つのアプローチでは、多くの費用・人員などの開発資源が必要で、開発に要する時間もかかるという問題があった。
これまでにない第三のアプローチとして当社の基盤技術を用いて従来の新規機能性材料開発の問題点を解決し、理論に立脚した材料開発を可能とし、社会変革を実現する。
2023
躍進コース
津田 明彦
光オン・デマンド合成法による化学品合成と連続生産システム開発
ナノテク・材料
採択者一覧
ホスゲンは極めて有用なC1原料であるが、高い毒性を持つ気体のため、厳重な安全設備および管理体制を備えた事業所および事業者のみがそれを用いる化学品生産を行うことができる。一酸化炭素と塩素ガスを原料とする現行方法は、ニーズが高い化学品の大規模生産に適しており、小規模多品種の生産には適していない。本事業では、当グループが開発した「光オン・デマンド有機合成法」をコア化学・技術として、メタンやCO2から生産されるクロロカーボンを原料として、小規模多品種のオリジナルホスゲン化生成物の受託生産・共同生産・販売・開発を行うための事業基盤を構築する。
2024
開拓コース
川端 瞭英
生体データを踏まえた、スマートな食事アドバイスを可能にするAI開発(個人の遺伝子検査等のバイオデータを生活周辺サービスに連携し個人のQOLを向上させる、RAGを活用したAIシステム構築)
ライフサイエンス
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近年取得できるパーソナルなバイオデータや、そこから説明できる情報が増加しつつある。これらの情報は変数が多く、直接理解することは困難であるため、消費者が日常生活に活用するためには、解析・提供コストの問題から、変数を選択し、アドバイスの抽象度を上げざるを得ないという課題がある。この課題を解決するためにRAGシステムを活用し、食事領域において、ユーザーの年齢・体質・遺伝等のバイオデータのみならず、好みや利用可能な食材等も踏まえたデータを元に真にパーソナライズされた食事アドバイス出力を行う技術の事業化を目指す。
2023
躍進コース
藤重 雅嗣
極超低圧CNF/PA複合RO膜を用いたPOU浄水器の実証検証
ナノテク・材料
採択者一覧
水問題が多発し、浄水器市場が世界中で拡大している。ベトナムなどで利用されている家庭用逆浸透(RO)膜浄水器について、①電気を消費していた、②貯水するために時間を必要としてた、③設置のスペースが必要であった、かかる課題をクリアする、RO膜浄水器の市場投入を行いたい。
RO膜浄水器は約0.6MPaの圧力を必要とするが、信州大学は水道水圧0.2MPaで動作するポンプレス(無電源)の極超低圧RO膜を開発した。
大学工場で開発・作製する、これまでにない高性能なCNF/PA-RO膜モジュールによる試作浄水器を評価することで、対象地域でのビジネスの蓋然性を高めることを目的とする。
2023
開拓コース
山田 翔平
過硝酸殺菌技術を用いた感染創傷治療デバイス開発
医療
採択者一覧
糖尿病の代表的な合併症の一つである、足にできる治りにくい傷 「糖尿病性足潰瘍」は、世界で年間の発生数が約2000万人ともいわれる多数の患者が苦しむ病気である。
この病気の問題点は、多くの場合、傷の表面に細菌感染が持続的に起こっており(約40%)、この感染が悪化すると、足の切断につながってしまうことである(感染した傷の約20%)。
現行治療では、傷の感染に対する治療と、傷自体の治癒促進を両立した治療方法がない。
この課題を解決するために、新しい殺菌技術である過硝酸殺菌を応用し、感染した糖尿病性足潰瘍の患者さんを対象として、感染治療と傷の治癒促進を両立するという技術の事業化を目指す。
2024
開拓コース
五十嵐 俊治
居住者に主体的に関与する “対話型スマートホームAI” の開発
ロボット・AI
採択者一覧
昨今、対話型AIロボットやエージェントの開発が進み市場に登場しています。
短い会話実験を行って、十分な対話が行われたとする研究論文は多いですが、実際に世帯に長期間導入してみると、最初の数日だけ多く使用され、その後次第に使われなくなっていくことが明らかになっています。私たちは、世帯内で「今どういう状態なのか」を認識できず、ユーザーと「状況に即した会話」を行えないという課題を解決し、対話内容の “適時性” と “居住空間への物理メリット” をもたらすスマートホームAIの事業化を目指します。
2023
躍進コース
Neko Pharma株式会社
次世代抗体医薬品の製造開発を大幅に簡易化する革新的新規技術の事業化
医療
採択者一覧
次世代抗体医薬品の製造開発における課題として、タンパク質エンジニアリング技法が非常に複雑で高度なことと、生産性が低いことが問題となっている。
当社はこの課題を解決するために、抗体より物性に優れた独自の技術、KazanbodyTMを開発した。この技術は、タンパク質エンジニアリングを大幅に簡素化し、次世代抗体医薬品の生産性を向上させることができる。
当社が大手製薬会社向けに当該基盤技術を提供することで、より多くの患者が、有効性に優れた次世代抗体医薬品で治療を受ける機会が増えるように、精一杯事業に取り組む所存である。
2023
開拓コース
牧 駿
力触覚を有する次世代汎用ロボットと食品製造業の改革
ロボット・AI
採択者一覧
現在日本だけではなく、世界中で高齢化の進行が顕著になり始め、労働人口の減少が大きな課題として注目されるようになってきた。
これにはロボットによる労働力の補填が大きな対抗策となるが、現状のロボット技術では再現できない人の手による作業や「技」が数多く存在すること、ロボットを導入するほどのコストをかけられない商品や作業空間的に大きなものを導入できないなどの課題が存在する。
特に日本を支える食品業界はこれらの課題により長らく人手不足に悩まされている。
これに対して私たちはロボットとシンクロする手袋を履くだけで、「誰でも5分で作業を思い通りに教えられる汎用型ロボット」を研究開発しており、事業化を目指している。
2023
躍進コース
株式会社コクリエ
コンセプトベースで識別するAIを活用したインフラ構造物点検
ロボット・AI
採択者一覧
AIの判断指標(“コンセプト”)が学習フェーズにおいて自動抽出され、見える化することができるコンセプトベースで識別するAI技術を活用し、橋やトンネルなどのインフラ構造物の維持管理に関する専門的な知見を持たない人でも点検業務に携わることを可能にするシステムを開発する。インフラ構造物の点検は、損傷の状態だけではなく架設年次、気候条件、交通量など様々な要因から複合的に判断するものであり専門技能者でさえも判断基準の言語化が難しい分野であるため、本技術の判断指標(“コンセプト”)の見える化への期待が大きい。本技術の社会実装により、公共インフラの老朽化が益々深刻化していく中で、専門技能者不足、維持管理のコスト削減の解決につながる。
2023
躍進コース
株式会社SMILE CURVE
思春期側弯症の早期発見に向けた検査システムの構築・国際展開
医療
採択者一覧
側弯症は、脊椎が3次元的にねじれ、重症化すれば呼吸器障害や疼痛などの症状を引き起こします。思春期に特発するとされ、国内では13~14歳女児の約2.5%が発生すると報告されております。一方で、思春期に早期発見し装具を施せば、重症化を抑制し、手術治療を回避できる可能性があります。そのため、日本では、学校健診で側弯症検診が義務化され、国際的にも米国や中国を含む19ヶ国で側弯症検診が実施されています。
しかしながら、検診で一般的に用いられている視触診は主観的かつ早期発見が難しく、見逃し・見落としが発生し、国内においては地域間の格差が課題となっていました。
そこで、我々は思春期児童に特発する側弯症の早期発見を可能とする検査機器・システムを構築し、日本発のソリューションを国内外へ展開することを目指します。
2023
開拓コース
川本 亮
金属有機構造体等の新素材を用いて大気中の水を回収する技術についての検証
ナノテク・材料
採択者一覧
世界中で水不足が深刻化している。
アフリカでは4億人が飲料水へのアクセスを持たないとされ、最近では米国カリフォルニア州など先進国でも地下水の枯渇が問題となっている。
このような背景から水資源の確保は喫緊の課題であるが我々は現在、河川や湖沼、地下水など地球上に存在する水資源の0.01%しか利用できておらず、大気中にはそれと同等量の水が水蒸気等として存在するとされる。
本提案ではこの未利用かつ膨大な水資源を利用可能なものにすることを目指し、金属有機構造体(MOF)をはじめとする多孔質物質を用いて水蒸気を吸着、液体の水として抽出する技術の事業化を目指す。
2024
開拓コース
藤野 沙季
太陽活動データ統合システムの研究開発について
情報通信
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オーロラという自然現象は、研究者レベルで予測情報を入手することは可能であるものの、民間での活用はされておらず、オーロラ発生の根拠がないまま旅行商品が開発されている。
また、オーロラには明るさのレベルが1~5まであり、レベル3以上でないと肉眼での確認は難しいがレベル3以上が確認できる日数は年間の1/3程度(2019年の数値検証)。予測できない、見れないことによる個人の体験価値の損失と、業界全体の機会損失という課題がある。この課題解決のため、民間企業(観光関連会社、保険会社など)を対象として、太陽活動を画像データ解析、機械学習を使った統計予測を行い複数の太陽活動データを統合したシステム開発技術の事業化を目指す。
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