医療・介護の現場では、当事者の意欲低下により適切なケアが行えず、本人のADL・QOLが向上しないことに加え、介護量の増加による周囲への負担、医療費の増大等といった課題を抱えている。また、意欲は主観的なものであるが故に評価が難しく、意欲向上に向けての適切なアプローチを検討することも難しい。そこで、簡便なウェアラブル脳波計による客観的な意欲評価法を確立し、誰でも、どこでも、適切な介入を可能とする事業の実現を目指す。また、当事者自身の写真撮影による意欲向上効果も期待されており、簡単な手法で高齢者の意欲向上、ウェルビーイングを獲得する事業も同時に推進する。