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肺がん症例に対する放射線治療では、腫瘍組織の周囲に位置する肺組織が損傷を受ける。
この損傷に起因する『放射線誘発性肺炎』は時折、呼吸機能に支障をきたす危険な有事事象である。有効な回避策は存在せず、一定数の症例でこの有事事象が発生しているのが肺がん放射線治療の実状である。肺炎発生を抑制し、極めて侵襲性の低い肺がん放射線治療を実現する医療機器の開発および社会実装を目指す。