近年,円安や国際情勢の影響により農業で使用される軽油価格が高騰し,農業経営の大きな負担となっている.一方で,CO2排出削減の観点からバイオ燃料の利用が期待されているが,現行の製造技術ではコストが高く,農業現場への普及には課題がある.さらに,日本では年間約1,000万トンの稲わらやもみ殻などの農業残渣が発生しているものの,多くがすき込みや焼却処理され,メタンやCO2排出の要因となっている.
これらの課題を解決するため,本研究では農業残渣を現地で燃料へ転換する低エネルギー型バイオ燃料製造技術の事業化を目指す.