/
低分子医薬品は、かねてより創薬研究の中心的な位置づけを占め、また現在も医薬品市場の50%以上を占めている。従来は「疾患の原因タンパク質」に低分子医薬品を結合させるアプローチが主流であったが、これら標的タンパク質は徐々に枯渇してしまった。そこで、「疾患の原因タンパク質でなく、それを作る元である遺伝子」に結合する低分子医薬品を探索する基盤技術を提供する。代表者はグアニン四重鎖(G4)という遺伝子の特別な構造の予測器とG4に結合する探索システムを開発しており、この創薬基盤技術の社会実装を目指す。