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実は、難聴者の多くは、補聴器を着用しても車のクラクションやサイレン、犬の吠え声など、ある程度の「音」は聞こえるようになるが、人の「声」を聞き取ることができない。
また手話を第一言語として用いる重度難聴者は、日本語と手話の文法体系がまったく異なるため、長文の理解が苦手であり、字幕だけでは正確に文章の意味を汲み取るのが難しい。
そのため、会話内容をリアルタイムで手話通訳映像もしくは字幕として変換し、希望する言語をシースルー型のARグラスに表示することができる、新形態の補聴器を考案した。