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慢性腎臓病(CKD)創薬が困難な理由として、有用な病態モデルがないことが指摘されている。創薬の現場では、治験を行う前にマウスを用いて候補薬評価を行うが、マウスで良い評価が得られた場合でもヒトでの治験で失敗するケースは多く存在する。これは病態モデルとしてのマウスと、個人差の大きいヒトの間にギャップが存在するためである。そこで創薬を加速させるために、独自の病態モデルとしてヒト患者由来腎オルガノイドの開発を進めている。