がんは国内における死因トップで約3割を占める。
近年のがんゲノム医療は高価であり、適切な治療方法の選択が求められている。
がん患者の血中腫瘍細胞(CTC)は、腫瘍細胞の全ゲノム情報が得られるため、超早期がんの検出や最適な薬剤の選定、治療方針検討等がんゲノム医療への展開に適している。
しかし、分離・回収には技術的な困難が伴う。
本事業では、従来の限定されたCTC分離・回収技術と比較して、得られるCTCの量、質、およびコストにおいて競争優位性が高い技術を開発し、がんゲノム医療において治療の有効性の向上に貢献する。